2011/02/13

江差恋歌と佐渡おけさ

 毎週日曜日午前7時半から30分間、STVラジオ「香澄の江差恋い唄」という、数少ない民謡を中心とした番組が放送されています。以前は夜間に放送されていました。

 私も大好きなこの放送、日曜日のしんぶん赤旗配達の帰り道、車のラジオで聞いています。この番組、日本のみならず世界の民謡も紹介してくれます。香澄kazumiさんは江差町出身で第29回江差追分全国大会で日本一となった木村香澄さんです。
 
 私も江差診療所時代に江差町内で行なわれた香澄さんのライブに足を運んだことがあります。北海道を中心に活動する関ヒトシさんとのライブでブルース調にアレンジされた民謡に酔いしれた記憶があります。

 2月13日の放送では、民謡「佐渡おけさ」が流れていました。祖父の出身地は佐渡。亡くなる前に何度も「佐渡さいぐ(行く)、佐渡さいぐ(行く)」と言っていた祖父。まだ介護保険が無い時代、母や叔母たちの介助で在宅で看取りました。

 数年前にはじめて祖父の故郷佐渡へ渡りました。新潟港から佐渡汽船のフェリー「おけさ丸」に乗船すると出港時にこの佐渡おけさが流れます。温暖で豊富な水資源、大きな平野は佐渡コシヒカリの産地、野菜や果物、海洋資源にも恵まれてすばらしい環境の地でした。いま思うと亡くなる前にこの佐渡おけさを聞かせてあげたかったと悔やまれます。
 
STVラジオ「香澄の江差恋い唄」は函館地方では周波数639キロヘルツで聞くことができますよ。

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