2011/02/27

JR函館駅の未来は


JR函館駅

  今夜、函館駅前のホテルを会場に行なわれた「トレイン・オン・トレインが招く函館の未来」と題した講演会に参加した。

 トレイン・オン・トレインとは、青函トンネル内で高速の新幹線と低速の貨物列車がすれ違う時に生じる風圧によって貨物列車の安全性が保てないため、新幹線はトンネル内を減速して走行する必要がある。

3月5日はやぶさデビュー

 それでは、運行本数にも制約があるためにJR北海道が発想したのが、貨物列車そのものを収容する専用新幹線の開発である。現在、同社の苗穂工場でその研究開発が著についたばかりの段階であり、実現の可能性は未知数だ。


 E2系新幹線「はやて」は10両編成で座席数は814席、3月5日運転開始のE5系新幹線「はやぶさ」は同編成で731席。
 問題は5年後に開業する北海道新幹線新函館駅から現在の函館駅間のJR在来線の乗客輸送のあり方である。

 講演したJR北海道の取締役新幹線計画部長の菅野光洋氏は「アクセスはこれから検討されるだろう」と発言した。講演の趣旨とは異なるが、実現の可能性がわからないトレイン・オン・トレインの話しよりも現函館駅までのアクセスをどうするのかを早く具体化してもらいたいと思う。

函館駅西口 どんぶり横丁の夜景
 新函館に到着した乗客をスムーズに函館まで運ぶことが、JR北海道に課せられた責任でもある。
 
 当面の終着駅となる新函館で下車する乗客の数は多くはないだろう、新青森駅は青森市内にあるため市は青森駅前の新町商店街を守るために商業核は設けない方針。

 北斗市も函館市に対抗意識を持つのではなく、函館・道南地域全体の利益を考えていただきたい。新函館駅前開発(土地区画整理事業)、特に商業核をつくる動きに対して危惧を抱いている。 函館市の衰退は北斗市も他人事ではないはずである。

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