2011/02/15

函館ネオン広告物語


松風町交差点(ニュールックビルとプロミス
の広告塔があった大門クイーンビル)

  「SANYO」ネオン終了へという記事(北海道新聞夕刊2月15日)に目が留まりました。ニューヨークのタイムズスクエアと並ぶ大型広告の名所、ロンドン中心部の繁華街、ピカデリーサーカスにある大型ネオンを年内にも終了するとのことです。


 この記事を読み、函館駅前・大門地区にも大手電機メーカーの大型ネオンがたくさんあったことを思い出しました。


 函館駅側から和光デパートの上には「TOSHIBA」、ホテル第2オーシャン(現在のスマイルホテル)の屋上には「NEC」、さいかデパート(跡地にマルハン大門店が建つ)の上には「SANYO」、ニュールックビル(森文化堂があったところ)の上には「HITACHI」、そしてメルシャンハイム(1階にパチンコ大統領があった)の屋上には「富士通」の大型ネオンがありました。


 そのころ、赤字白抜きのIニ(棒ニ)の看板の上からは夜になるとサーチライトが360度回転、棒ニ森屋BONI MORIYAは灯台の役割も果たしていました。


 昨秋には、大門クイーンビルの屋上から、消費者金融大手プロミスの黄色の大型広告も無くなり、駅前・大門地区から企業の大型ネオンが無くなってしまいました。


 企業の大型広告やネオンは光害やCO2の排出など環境問題のほか景観を悪化させるものとして鹿児島市などで規制が強化されています。
 しかし、函館駅前のシンボルである赤字白抜きのIニ(棒ニ)のマークだけは末永く残ってほしい。

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