2011/09/24

函館「坂の上の雲」ロケ地から原子力と軍事関連施設が集積する下北を望む 


啄木小公園から見た、下海岸沿いの山並みです。一番右が汐首岬で、北海道と本州の最短距離17.5Kmです。

その汐首岬の上にある山、国土地理院発行の地勢図では標高300mの山には、名前のない
無名山です。

地元の人に呼ばれている山の名前があるのかも知れませんが、調べていませんので仮に「汐首山」と名づけたいと思います。



「汐首山」の上にはたくさんのアンテナ群があります。

右からNTT、次もNTT

警察、

防衛省

この他にも、防災公共無線の施設もあります




手前から防衛省、奥の2つがNTTです

防衛省のレーダーは、防衛省レーダーなどという看板類はいっさいなし。鉄条網でぐるりと囲まれ、監視カメラも設置されています。

右側のアンテナは横津岳(亀田半島最高峰)の方向へ?左側のアンテナは釜伏山(下北半島最高峰)あるいは、海上自衛隊大湊システム通信隊樺山送信所、近川受信所方向へ?


汐首山は、頂上一帯はむかし旧戸井町時代、牧場だったとのことで草原が広がる。

いまは、道産子たちの楽園になっていて、
山上の馬を見ていると、百獣の王のライオン
気取りで何食わぬ顔で私たち人間を見ていました。この馬たちは、民間業者が放し飼いをしているとのことで、戸井地区周辺に出没し、農作物への被害、交通事故などの影響が出ているそうです。

このことから、国道278号釜谷バイパス沿いには、馬と鹿の絵が描かれた2種類の動物注意の道路標識に出会う。



尻屋崎に連なる桑畑山、片崎山
 この日は、最高の天気でした。
津軽海峡を挟んで写真左から尻屋崎、中央に標高400mの桑畑山、右に片崎山300.5mが見える。低地は水平線に沈んでしまうため、函館市街地の大森浜などからはこの2つの山は汐首岬と大間崎の間の津軽海峡に浮かぶ島のように映る。

この一帯は東通村です。片瀬山の後ろは太平洋沿いに日本一の砂丘(鳥取砂丘より大きい)、猿が森砂丘(別名、下北砂丘)が広がる。この砂丘の大部分は、火器、弾薬類の試験を行う防衛省の下北試験場となっています。

さらに、使用済核燃料中間貯蔵施設の建設が進む、むつ市の海岸が見通せます。左から東通村、むつ市、風間浦村、大間町、佐井村、   津軽半島の竜飛崎、松前半島の白神岬、
                                                                             

汐首山からの眺め(函館市街地の方向)
                    
函館山へとつつく海岸線も一望できます。

汐首山はNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の日露戦争の203高地での戦闘シーンを撮影するため昨年ロケが行われました。

第3部はNHKで12月4日から25日まで日曜に放送されます。

                               日露戦争のときには、この津軽海峡に2隻のロシア軍艦が通過しています。

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