2012/02/02

函館の温泉、銭湯について考える①

 陣川温泉が閉店すると今朝の北海道新聞、函館新聞が報道していました。市内の銭湯はどんどん少なくなっています。
 
 最近では大黒湯(弁天町)、日の出湯(高盛町)、亀田温泉(亀田本町)、本通湯(本通2丁目)、ゆたか湯(富岡町)、日の出湯(湯川町3丁目)が廃業しました。

 函館市は市営谷地頭温泉を民間に売却しようとしていますが、
人気のあった陣川温泉でも廃業するということは、民間企業での銭湯経営の困難さを現している一例だと思います。

陣川温泉は旧函館市内唯一の硫黄泉です。肌にやさしく、私も好きな温泉の一つです。

燃油の高騰は銭湯には打撃です。温泉銭湯も泉温の低いところは、温度を上げる(加温)のため油代が嵩みます。


 市民の宝である、市営谷地頭温泉は目先のことだけを考えて売り急ぐのではなく、将来、函館市内の銭湯や温泉がどのような姿になるのかをしっかりと調査を行って、谷地頭温泉をどのように活用するのかを論じなければならないと思います。

温泉資源は、地震などの災害時に、上水道が利用できなくなったときのライフラインとなるべきところです。温泉や銭湯と組み合わせた福祉避難所という発想もあってしかるべきだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿