2012/08/24

生活保護問題議員研修に参加しています


 第4回生活保護問題議員研修に参加するため、さいたま市浦和区に来ています。
1日目はさいたま市民会館うらわが会場です。



 
 野宿者問題を当事者の視点から描く映画「渋谷ブランニューデイズ」の映画上映から参加しました。渋谷区は、行政として都市再開発、公園美化との名目で、野宿者の生活の実態を理解することなく野宿者たちの排除を進めて来ました。路上生活の実情と行政の姿勢を問う内容となっています。
 
 
 
 私も函館で路上生活者支援に取り組んで来ましたが、家を探し、生活保護受給につなげるまでで終わっています。映画に登場する野宿者は、渋谷区の行政と闘う中で団結していき、友情が生まれ、人間回復につながっていきます。
私が函館の活動を通して思うのは、多くの路上生活者たちは話しが上手ではなく、人とのかかわりも不得手な人が多く、たとえ家で生活が出来ても孤独感、孤立という状況は変わらない。
 
 
 さいたま市浦和区で活動する、埼玉・生活保護当事者の会「つながる会」の活動報告と当事者自身が大ホールのステージから参加した議員に思いを語る場面もありました。
 
 
 
多くが元路上生活者です。孤独と孤立の中で月1度の「つながる会」に集ることで生きる希望や力になっていることが語られました。
 

 

 基調対談では、朝日新聞記者の清川卓史氏、花園大学教授の吉永純氏、弁護士の小久保哲郎氏の進行で行われ、

子どもの貧困連鎖を断ち切るために、埼玉県で取り組まれている生活保護の中学生に対する教育支援「アスポート教育支援員事業」について白鳥勲氏が報告しました。


2日目は会場をさいたま共済会館に移し分科会、特別講座、まとめ講演が行なわれます。

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