2012/08/08

原水爆禁止2012年世界大会⑥

クロド・ヘレル メキシコ駐日大使


 メキシコのクロド・ヘレル駐日大使は、広島、長崎への原爆投下を人類史上もっとも悲劇的な出来事のひとつと述べ、メキシコは、核兵器のない世界の構築を外交政策の最優先課題に掲げ、国連総会が核兵器の問題で責任が負えるよう、国連が適切な措置を講じるよう、メキシコとして、目標達成のために努力を惜しまず、全力で臨むと力強い発言を行いました。
発言する馬場 有 福島県浪江町長

  ~福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長の発言~

 20世紀で最も悲惨な出来事が広島、長崎への原爆投下でした。昨年、人類史上最大の原子力発電所の事故が起き、放射能の恐怖が再び福島を襲いました。福島県民16万人が県外に避難しています。浪江町民2万1000人が流浪生活を強いられています。生業は崩壊し、地域や家族は離散しています。

憲法で保障された幸福追求権、生存権、財産権は私たちにはないのでしょうか。私たちには、幸せになる権利、健康で文化的な生活を送る権利はないのでしょうか。
3.11からの5日間、見えない放射能に囲まれ、自分たちの力で脱出しました。515日経過した今も放射能とのたたかいは続いています。

自分の利権を得るための核開発、核兵器製造を放棄し、転換すべき時です。エネルギーの転換には時間がかることは承知していますが、自然エネルギー普及を即座に実践すべきときです。

いかにして世界平和を実現するか。祈りに終始するのではなく、真剣に議論して行動し実践いたします。喜びを分かち合える世界の実現へ、心ある人たちと連帯し、これからも長い厳しい道のりを歩んでまいる所存です。





 馬場町長の発言を聞いて、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、そしてフクシマと4度日本人が放射能の犠牲になった。もうこれ以上の犠牲者、同じような境遇にさせることは出来ないと感じました。日本だけではなく地球上から核兵器をなくす、一人ひとりの行動が求められているとあらためて痛感し、
フクシマを経験している日本国民、大間を望む函館市民のひとりとして、何もしなければ浪江の姿は未来の函館の姿になってしまう。多くの市民へ行動提起し、政治家の端くれである私は議会の内外で核兵器と原発は人類と共存しえないのだということを発言し続けていかなければならないとの決意を新たにしました。




 避難生活を送る福島県の女子高校生2人は、「私たちの未来に核兵器や原発はいりません」と訴えました。




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