2012/10/02

大間原発訴訟の会が工藤函館市長に要請行動

 
 
 
 大間原発訴訟の会は本日、午後2時半、函館市役所にて工藤寿樹市長に「大間原発」に関する要請を行いました。

 
要請文を読み上げる、竹田とし子代表

要請文の内容全文

 日頃の函館市政へのご尽力に敬意を表します。
また、この度の電源開発(株)による「大間原発」建設工事再開の一方的通告に毅然と対応されたことを評価させていただきます。
 さて、10月1日の電源開発(株)による「大間原発」建設工事再開については、「凍結」を求める市長と私たちの立場に多少の違いはありますが、市長が電源開発(株)に述べられた9項目程の疑問や意見は、私たちばかりではなく多くの函館市民、道南の住民が共有している疑問であり意見でもあります。これらに対して、なんの説明もないまま電源開発(株)が「大間原発」建設工事を再開したことは、断じて許されるものではありません。市長には、今後とも函館市民の生命と財産を守るという立場から徹底して電源開発(株)と対峙していただくよう求めます。
 また、この間の「バイバイ大間原発はこだてウォーク」などで提案された下記の案をお伝えしますので、「大間原発」を「凍結」させる為に努力していただくよう要請します。

                              記

1 国や電源開発(株)に、一般住民を対象とした「説明会」の開催を求めること。
2 函館市が主催して、「大間原発」建設計画の断念を求める市民集会を開催すること。
3 「大間原発凍結」の垂れ幕を函館市役所正面に掲げること。
4 「大間原発」建設工事の本格再開にあわせて提訴を検討されているとのことですが、函館市役
  所内に「凍結」を専門的に担当するチームを創設すること
  (情報収集等に、民間や他市町村の知恵や手法の活用また連携を強固にするために)
5 提訴に至る前に、電源開発(株)が「大間原発」建設を断念するようあらゆる手段を考え、行動
  すること。


 
 
工藤寿樹市長の発言 (本間勝美メモ)
 
9項目について、いろんな疑問を(電源開発)に伝えた。
 
津軽海峡は3海里、他は12海里
 
20年間しか使用済核燃料を保管できない、最終処分場を引き受ける自治体は金を積んでももう無いでしょう。
 
(既存原発の)再稼働の問題でも、教訓を生かしていない。私自身の責任、(原発を)容認してきた我々の責任でもある。2度と繰り返してはならない。
 
 
人間の尊厳をかけた闘い、途中で妥協するわけにはいかない
 
これは新幹線の問題とは違う、妥協できない
自分の生きるか死ぬかとの思いの中での闘いだ。
 
 
安全か安全でないかだけを裁判でやると裁判官に重い責任がかかってくるので、
地元30キロ圏の合意もないのに建設するのはどうかを議論する、原子力の安全性は問われないので裁判官の負担は軽くなる。
 
安全神話の中でもたれあい、馴れ合いの中でやったものだ、もう一度手続き手順をやり直すべき。もしやる(建設する)のであれば。
 
建設再開を今日やりますよと、それまでは何もしない。
国も(函館市を)無視、電源開発も(函館市を)無視、危険だけ負わされるのはまっぴら御免だ。
(建設を)やめるまで妥協はしない。
 
(私は原発を)容認してきた責任があるのでやめるしかない。
 
30,40年後の人たちが決めればいいんじゃないか。
将来の世代が考えること。
いま福島原発(の事故)を起こした時に、災害のときに、(大間原発建設再開を)いま、やるべきではない。
 
函館だけに止まっては、止まらない。NHKニュースに全国的に取り上げられ、これはいいこと。
男性のアナウンサーは原発の新設、再開ということ。2030年の政府方針と相いれないと語った。
報道ステーションと朝ズバッ から取材の申し入れが来ている。全国ニュースにしていかなければならない。
 
2030年代ゼロを目指すのは、全国の既設の原発だ。
既存の原発があるところで廃炉になるとお金が入ってこなくなる。そうすると、また建ててくれということになる。まっさらのところには建つわけないのだから。大間(原発の建設再開)はそういうことの切っ掛けになってしまう。
 
「要請文の4について 参加者が質問」
 
総務部が主体となり担当者をつけている。
稼働させないために、地域防災計画をつくりません。嫌がらせではないが、安全性を確保しているのですかということになる。
 
 
私ひとりの力では無理、国の力、電源開発の力は大きい、全国からの賛同が必要
沖縄にいこうかな
 
 
10月4日に(北海道)知事のところに行ってくる、15日に中央に政府、経済産業省と電源開発を訪ねる。農協、漁協、観光関係、町会の関係と、渡島の11市町はすべて賛同している。渡島全域がまとまった。函館だけが孤立しているのではない。
 
私は言い出したら聞かない
 
 
                                    2012.10.2 本間 勝美
 
 

 

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