2014/06/30

函館、道南地域の発達障がい者医療の現状と連携を学ぶ


本間 勝美さんの写真



 今日は、北斗市総合文化センター(かなで~る)で行われた、社会福祉法人侑愛会主催の、おしま地域療育センター連携協議会に参加させていただきました。昨年は案内をいただいたのですが残念ながら参加できず、今回が初参加となりました。
 
最初、おしま地域療育センター、子ども発達支援センター、ゆうあい会石川診療所の事業内容の説明の後、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、児童発達支援センターおひさまの各部門の紹介があり、その後グループディスカッションを行いました。

私はEグループに所属、養護学校教諭、聾学校教諭、相談支援事業所の相談支援員、保育士、渡島保健所、小学校の言葉の教室を担当する先生など多様な機関からの参加者です。

養護学校の先生からは、医療的ケアの子どもが増えている。
18歳未満の子どもの医療ケアのショートステイ先が無く、お母さんたちは四苦八苦している。数こそ多くはないが切実な問題という話しがありました。

聾学校の先生からは聴覚障がいでも中度から低度の人たちへの福祉制度が日本にないこと、渡島保健所の方からは、大人になってから発達障がいと診断され、本人も受け入れられないが、親たちも困惑している。子どもの時の早期発見が必要。などなど・・・


 参加しての感想は、発達障がいに関しては様々な本当に多くの課題があるということ。その多くは政治的な課題であると考えました。 発達障がいの疑いがある子どもたちの数が増加し、診断される数も激増しているのに、医師やリハビリスタッフなど専門職が極端に不足しています。マンパワーが追いついていないこと。この分野の医師やリハビリ技師を増やす必要があると思いますが、
発達障がいを担うリハ技師を増やすためには、就職する選択肢になる必要があるが、現状の養成カリキュラムがどのようになっているのか? 養成校では発達障がいを扱った授業、カリキュラムはどうのようになっているのか?
 また、この分野の診療報酬を上げ、発達障がいを診る専門医を増やす誘導策の必要性を感じました。 

 また、発達障がいをもつ子どもが高等教育機関に進学しその後の就職などのフォローも出来るよう専門職の配置、就労先の確保などなど。政治の果たす役割は非常に大きいものがあります。
国や道などにもしっかり訴えていかなければなりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿