2014/08/27

大間原発問題で戸井漁協 組合長と懇談

右から紙智子参議院議員、私、紺谷市議


 今日午前、戸井漁業協同組合の森祐組合長と懇談しました。紙智子参議院議員の訪問に共産党函館市議団として同行したものです。

 森組合長は、工藤函館市長が訴訟を起こしたことに対して「浜としても全面的にバックアップしていきたい。大間原発訴訟の募金にも取り組み寄付をした」と語りました。


 私は大間原発周辺は元来、昆布の浜だったことを話すと、森組合長は、「原発は事故が無くとも、温排水が出るので大間原発が稼働すれば大間原発周辺近海の海面は30度にも達するだろう」「この温度では昆布は腐ってしまう」等々。

戸井の漁業は昆布(天然+養殖)、マグロ、ブリの1本釣り、ババガレイ、イカ、タコなど。組合員310名のうち、半分が昆布、半分はマグロなどの鮮魚。8月の昆布漁は今日まで27日間、天候不順で6日しか採れていない。戸井のいか漁船は、いま広尾方面で出漁している。

天然コンブは100%乾燥、乾燥機は6時間使用でホームタンク1つ分、100㍑を使い、コンブ漁の漁船はガソリン。この漁船用のガソリンを免税してほしい。昨今の燃油の高騰は経営にとっては大変、1回のコンブの水揚げの2割が燃油代だ。また養殖コンブは人手がいる。いま人手が足りず困っている。この人手不足の解消にも力を貸して欲しいとお願いされました。

漁船のガソリンの免税化は共産党は何度も国会で取り上げているが、実現できていません。大きな課題となっています。漁業経営、後継者づくり、人手不足の解消など浜の課題を理解出来ました、函館市レベルで解決できることは少ないかも知れませんが、市議会でも積極的に取り上げて行かなければならない大きな問題です。

2014.8.28


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