2015/02/21

函館海上冬花火と北東アジア平和協力構想(散歩みち 2015年2月22日号)

函館海上冬花火(2015.2.14撮影)



真冬の函館の夜空に大輪の花が咲きました。2月11日から5日間の日程で行われた函館海上冬花火です。強風などの影響で2日間中止となるなど真冬の花火大会実施の困難さも感じました。
 
しかし、観光入込客が少ないこの季節の函館観光にとって新たな観光の目玉の誕生です。2月14日には光の夜市と称して函館朝市が一夜限りの夜間営業を行い大勢の市民、観光客でにぎわいました。早朝から夜間まで営業するのは大変でしょうが夜の新たな観光を提供する上では画期的なとりくみです。
 
函館駅からベイエリアに至る玄関口に位置する朝市です。朝と夜の2部構成で営業が出来れば雇用も増やせる可能性があると期待します。夜市と言えば台湾の夜市が有名です。一昨年、台北市内最大の夜市、士林(しりん)夜市を訪れました。店が連なる姿は函館の朝市とそっくりなのですが、書籍からゲームコーナー、骨董品に至るまでなんでもあり。とても活気があるマーケットでした。今年は18日から1週間中国の春節(旧正月)です。函館には多くの中国系の観光客が訪れるでしょう。
 
観光は平和であってこそ、ましてや原発事故があっては観光は壊滅です。そのことを知っているから函館は経済界も大間原発断固反対です。
 
日本共産党は北東アジアの平和の枠組み「北東アジア平和協力構想」を提案しています。東南アジアで行われている外交、話し合いで問題を解決していける仕組みが北東アジアで実現できれば紛争や戦争を未然に防ぐこと、信頼関係が芽生え長期的な平和をつくることが可能となります。
 
北東アジアは中国、台湾、韓国、北朝鮮、ロシアの極東地域が入ります。観光都市函館の発展にとってはこの地域の平和的繁栄があってこそ、安倍政権の歴史観、安全保障政策、エネルギー政策はどれもこれも函館観光にとっては懸念材料としかなりません。
 
 

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